こちらのページでは、車のタイヤ交換時期をかんたんに見分ける方法をご紹介いたします。
まず初めに、車のタイヤは「ゴム」で出来ている事を十分にご理解ください。
この「ゴム」というのは「輪ゴム」などと一緒で、たとえ使用していなくても自然と劣化していきます。
古い輪ゴムを使おうとした時に、切れてしまった経験はございませんか?
車のタイヤも同じですので、厳重な注意が必要です。
古いタイヤを履いたまま走行し続けていると、燃費の悪化は勿論、ブレーキの効きの悪化や、最悪の場合バーストによる事故につながる恐れがあります。
また、溝の浅いタイヤで走行していると、雨の日にスリップしやすかったり、劣化してタイヤのゴムが固くなると、制動力が落ちたりしてしまいます。

- 1.スリップサイン
- スリップサインはタイヤの溝が減ってきているかを確認する基準です。
溝が1.6mmになるとスリップサインが表れ、溝がそれ以下になると法令違反となるため、公道を走行することができませんし、車検も通りません。
溝がすり減っていると、スリップやハイドロプレーニング現象などの原因となります。
ウエット路面でのブレーキやハンドリング、グリップ性能を維持する為に、残り溝が少なくなったら(4.0mm以下が目安)早めのタイヤ交換をしましょう。 - 2.タイヤのヒビ
- タイヤは2~3年使用すると細かいヒビは入りますが、ヒビの原因としてはタイヤの空気圧の不足、道路の熱や紫外線による劣化、縁石に乗り上げたときにかかる過加重などがあります。
ヒビが入ったまま走行すると、タイヤが外部の刺激や内部の圧力に耐え切れなくなり、バースト(破裂)してしまう恐れがあります。走行中にバーストが起こってしまうと、大事故を招く危険性があります。 - 3.使用年数
- タイヤは様々な材料からできたゴム製品であり、環境条件・保管方法・使用方法(加重・速度・空気圧)などに伴いゴムの特性が経時変化・劣化していきます。
また、タイヤにはヒビ割れを防ぐ油分が含まれておりますが、時間と共に自然と抜けていきます。そのため、ゴムが硬化して弾力がなくなり、伸びずに割れやすくなります。
使用年数は3年~4年を目安に交換を検討しましょう。
安心・安全なドライブのためにも、タイヤは定期的に点検・交換をしましょう。